読書
『蒼穹の昴』を興奮と涙を経て読み終え、煙草を一本吸う。
煙草の火種をキッチンのシンクに翳し、シンクに落とした灰ごと水道水で消しながした後で、酒と煙草で重い体を引き摺るように洗面所へ向かった。
力の抜けた、しかし目だけは読書の為に爛々と開いている顔を鏡に映す。頭髪は目の下まで伸び、頬から顎と鼻の下にかけて伸びっ放しになった髭面を眺め、浮浪者を小綺麗にしたようだと感じた。
自強などとは程遠い、姿からさえ分かる今の自分の情けなさを、このままにしてはおけないと日々思っている。せめて、やさしさを通せる強さを備えなければならない。
自分がいかに堕落しようと、それを叱ってくれる人はあまりいない。まして尻を叩いて正しい道へ追い立ててくれる人など、出会う事さえ奇跡のようだ。ゆめゆめ軽んじてはならない。
良い物を読むと、たいていこのような気分になる。
帰省
最近は実家に帰って一年以上ぶりに家族水入らずで過ごしたり、彼女がその事でコロナを警戒して一時的に実家に帰ったりしてた(今も)。
実家に帰った時にタバコを吸ったから、タバコが戻っちゃったなぁ…半年禁煙したけどやっぱりタバコがないとなんか駄目だ。
ハリポタ
この一週間、彼女と毎日のようにハリポタを観てた。
アマプラでレンタルして、賢者の石から今日は炎のゴブレットまで…かなり面白い。
そしてビックリしたのが、炎のゴブレットの音楽はPulpのジャーヴィス・コッカーがやってるってこと!
好きな人だったからほんとこんなにイアン・ブラウン以上にシーンまで作られてて、しかもそれが魔法界のバンド役って…めっちや興奮しました。しかもmagic worksいい曲だし。。。