「自分は特別」
「自分はみんなとは違う凄いところがある」というのは誰でも思うことだ、というのは聞いたことがある。
「自分は心の底から楽しんだ事がほとんどない」「いつも憂鬱」なんて思っても、
「君だけじゃないよ、みんなもそう思ってるんだよ」と言われたら、どうでもよくなるように仕向けられている。ここに逃れられない悲しみがある。
理解されるために文章や言葉を尽くしても、元々の感覚からどんどん離れていき、結局は自他共にうやむやに、どうでもいいものにされてしまう。
感情はいっときでしかない。
そう意識すると、無意識のうちに感受性を抑えてしまう。
いっときいっときで、感情をうまく出して、消化して、何もなかったように戻っていくのがいいのだろうか。
これがうまい人が、大人なんだと思う。
消化の仕方を知っている。
自分の方法を作る。