突然ですがストーンローゼスの話
洋楽を聴きたての高校1年生の頃、
PS3のゲーム「ギターヒーロー3」にハマってて、そのゲームのボーナストラックにストーンローゼスの「She Bangs The Drums」があった。
始めて聴いた時は(サビ、どっかで聴いたことある…なんか友達にもらったアニソンコンピで聴いた…)と思った。
それでなんか気になって、TSUTAYAで洋楽コーナーを探して、適当に「She Bangs〜」が入ってるCDを借りたけど、それはシルヴァートーンのベスト盤だった。
いきなりデビュー曲の「So Young」が始まった時は(何これ?)な気分だった(笑)し、「Waterfall」や「I Wanna〜」もアルバム版より短いし、「I am The Resurrection」なんて音も違えばセッションパートも丸々カットされていた。でもそれが始めて聴いたローゼスだから良かったし、むしろ後でアルバム版を聴いた時の方が違和感があった。10年近く経った今はすっかりアルバム版に耳が染まったけど。
そんなで結構気に入ったので、アルバムも借りる事にした。
そこで借りたのが、セカンドアルバムの「セカンド・カミング」。
実は数年後にやっと聴いたファーストよりも、セカンドの方が長く聴いているし、好き。
ここからはセカンドの話。
洋楽初心者だった自分には最初どう聴けば分からなかったし、ゆっくりと好きになっていったアルバムだったと思う。
高校の休み時間とか通学中によく聴いてた。
最初に好きになったのは「Ten Storey〜」。
多分1番聴きやすかったからだと思う。
これがあるおかげで聴き続ける気になった。
それでだんだん、
ただギターがゲウゲゲウゲゲウ鳴ってるだけ(当時の感覚です)の「Driving South」が段々癖になってきたし、後半印象が変わる「Daybreak」や「Tears」にもしびれるようになった。
中々アルバムを通して聴くのは苦痛で、後半の曲は全然聴いてなかったりどんな曲かも知らなかったりしてた。それで、アルバムの中でもポップな名曲「How Do You Sleep」に気づくのに半年はかかったと思う。
20歳を超えて色々洋楽を聴き漁るようになって、当時の音楽流行や繋がりを知ってから聴いたファーストよりもセカンドの方が、そういうパーソナルな思い出を刻んだアルバムとして深く心に残ってる。
今でも大好きなアルバムです。
去年の武道館公演、観に行ったけど、その時の感覚はそこに全てを置いてきたように何もなく、今もなんの感傷も無い。不思議なほどサッパリしている。
それだけ自分にとって馴染んだバンド、って事なのかも知れない。